三菱・ディオン
三菱の救世主となるか
ディオンはハッキリ言って、今の三菱車の唯一無二の救世主である。パジェロがあ るじゃないか! と言われる方もいるかもしれないが、俺に言わせるともはやこのジャンルに市場的爆発力はない。もし、今のラインナップの中でオススメできるクルマを教えてください!と言われたら答えはこれしかないのだ。というのもなにより安いから。なんせ5ナンバー3列シートのミニバンでいながら、たった150万円台から用意。要するに、今や完全なる定番人気商品となったホンダ・ステップワゴンの三菱版なのだが、値段はそれより10〜20万円も安いとくる。これは魅力的である。なぜ安く出来たのかというと、切羽詰まった三菱が、ハッキリとこのクルマのベースとなったディンゴ(シャリオだったかも?) とシャシーはもちろん、内装まで共有化してコストダウンを謀ったからで、俺はこれはスタッフの英断だと思う。確かにスタイルとインテリアのデザイン的なマッチングはイマイチだが、この際、そんなのはどーでもよろしい。価格の方がよっぽど大切だ。 唯一の問題はスタイルで案外個性的なのできっと賛否両論だろうけど、個人的にはワリといいと思う。実際、売れてるみたいだし。ってなワケでようやく、三菱さんも売れるクルマを造るコツを思い出してきた! って感じ。今、ちょいと気になる一台である。伊藤さんガンバレ!(三菱のステキな広報マンのことね)