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スバル レガシィ・ランカスター

4気筒のがいいような…

 えー、とある雑誌の企画で「足長ワゴン」を乗り比べました。そ、アウディ・オールロードクワトロっつ新作が出たんでボルボのクロスカントリーとレガシィ・ランカスターにも一緒に乗ったわけ。まずはランカスターから。

 正直俺は過剰品だと思ったね。っていうかレガシィはやっぱ4気筒で十分。今回乗ったのは車高高めのランカスターはランカスターだけど、特にフラット6エンジンを積んだ豪華バージョン。でまあ、車高が上がってるのはあんま気にならないけど、エンジンが気になるのだ。2気筒増えた分、確かに回転は滑らかになっていて上質になってるんだけど、レガシィらしい"味”が薄くなってる気がする。

 俺はね。やっぱ個人的にはレガシィの「バタバタバタ」って味が好き。エンジンかけた瞬間から「ブルブルルン!」って感じで鼓動を感じさせ、アクセルを踏み込む度にそれがさらに強くなり、「ああ、俺、今クルマ動かしてるんだな」って気にさせる。滑らかなステアリング、滑らかな乗り心地もいいけど、やっぱレガシィの最大の魅力はエンジンじゃないかな。

 その点、フラット6搭載のランカスターは上質だけどグイッ、と蹴り出すようなパンチがないし、なにより「バタバタ」感が薄い。実はもっと長く乗ると味がわかるのかもしれないけど、初心者レガシィオーナーには4気筒のがいいと思った。もしかしてベテラン・レガシィオーナーに向いてるのかもね。

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プロフィール

バラエティ自動車ジャーナリスト
小沢コージ

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中のバラエティ自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『CAR SENSOR』『日経トレンディネット』『carview』など連載多数。一時はTOKYO MX「アンダーステア」でメインパーソナリティ、現在NACK5「おとこラジオ」に時折ゲスト出演。クルマ以外の著作も多く、今年1月にはロンドン五輪のトビウオジャパンを取材した「つながる心」(集英社)を編集、時計分野でも『時計BEGIN』にて連載中。最近、上海オフィスも完成し、中国進出中!!
愛車はロールスロイス・コーニッシュクーペ&ホンダ・エディックス&トヨタiQ。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

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(宝島社 13年5月)


『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』
(集英社 13年1月)


『クルマ界のすごい12人』
(新潮社 08年6月)


『国産車の愛し方』
(小学館 07年2月)


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(小学館 06年春)


『小沢コージのクルマ苑』
(ロコモーションパブリッシング 05年秋)


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(アスペクト 98年春)

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過去、扶桑社『週刊SPA!』、小学館『ビックコミックスピリッツ』、文芸春秋『NUMBER 』、主婦と生活社『LEON』、世界文化社『BIGIN』、光文社『週刊DIAS』などに寄稿。またやるかも?