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ジャガーXタイプ

SAYAKAちゃんのようなクルマだと思っていたけれど…

 すでにいろいろ雑誌には書いちゃってて、みんな「SAYAKAちゃんのようなクルマ」と書いたんだけど、(SAYAKAちゃんっつうのは松田聖子と神田正輝の子供の事)要するに「ある程度の成功は約束されてる」って意味でね。だってさ。ブランドが定番人気のジャガーで、価格が400万円ぐらいからで、サイズがコンパクト。ヒットの条件は満たされてるじゃない。

  言ってみればベンツCクラスみたいなもんで、あれも出る前はいろいろ言われてたけど、(1)超ブランドのベンツってことと (2)価格が安いってことと (3)サイズが小さいってことで、成功は見えてたわけ。簡単に言っちゃえばその再来なわけです。Xタイプは。

 残る問題は、SAYAKAちゃんが(I)ほんとにどのくらいかわいいか? (II)ほんとに歌がどのくらいマイウーなのか? と同様、 (I)スタイルがどのくらいジャガーっぽいのか? (II)乗り味はどのくらいジャガーっぽいのか? ということになる。

 結論としてはまだわかりまっしぇーん! みなさんの判断を仰いでみないと。日本で改めてみるとやっぱ問題になるのはスタイリング。乗ってどーだ? ってのは、ジャガーの場合、ある程度マトモならどーでもよくて、いろいろ人に聞けば聞くほど問題になるのは『スタイリング』。個人的にはわりとカッコいいと思うんだけど、ベンツと違ってジャガーは「あのノペーっとした長いボディが“ジャガーらしい”」って言う人が多くて、やっぱそれはないわけです。サイズが小さいから。だから「小さくてそれらしいけどやっぱジャガーっぽくない」のか「それなりにジャガーっぽいのか」それはユーザーの判定あるのみ。今後の成り行きに注目です。

 ホメ言葉だけ言っとくと、値段は2.5LのV6搭載車が425万円でこれは単純比較でベンツCより75万円も安い! ほぼ同スペックのCの240は500万円だからして。この点は確実に勝ってますな。

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プロフィール

バラエティ自動車ジャーナリスト
小沢コージ

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中のバラエティ自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『CAR SENSOR』『日経トレンディネット』『carview』など連載多数。一時はTOKYO MX「アンダーステア」でメインパーソナリティ、現在NACK5「おとこラジオ」に時折ゲスト出演。クルマ以外の著作も多く、今年1月にはロンドン五輪のトビウオジャパンを取材した「つながる心」(集英社)を編集、時計分野でも『時計BEGIN』にて連載中。最近、上海オフィスも完成し、中国進出中!!
愛車はロールスロイス・コーニッシュクーペ&ホンダ・エディックス&トヨタiQ。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

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(宝島社 13年5月)


『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』
(集英社 13年1月)


『クルマ界のすごい12人』
(新潮社 08年6月)


『国産車の愛し方』
(小学館 07年2月)


『力説自動車』
(小学館 06年春)


『小沢コージのクルマ苑』
(ロコモーションパブリッシング 05年秋)


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(講談社/三推社 99年冬)


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過去、扶桑社『週刊SPA!』、小学館『ビックコミックスピリッツ』、文芸春秋『NUMBER 』、主婦と生活社『LEON』、世界文化社『BIGIN』、光文社『週刊DIAS』などに寄稿。またやるかも?