ジープバカの異常性への考察
今日、再びジープバカってヤツに会った。詳しくは来月前半発売のベストカーに書くけど、ふと気付いたことが在る。それはジープバカが実に明るいという事だ。普通、クルママニアというとどうにも自分の殻にこもりがちで、確かに俺が連載してる「クルマバカ」に出る人も「バカ」って呼ばれて平気なくらいだからかなりおおらかだけど、それでも自分の大切にしてるクルマは人にふれさせなかったりする。いや、正直、こっちも触れたくないような気にもなる。なんせ、その人の人生の核となるものだからして…。
でも、ジープバカは違う。開けっぴろげなのだ、おおらかなのだ、いい加減なのだ。とにかく自分の大切にしてるクルマを平気で運転させるし、ちょっとぐらいぶつけてもOK。逆にそれを喜ぶぐらいの勢いを見せる。さすがにそのジープ知識の細かさには緻密なものを感じさせるが、せいぜいそれだけ。とにかく全域で開けっぴろげだ。
で、思ったけどこれってジープの特性そのものなんだよなぁ。ジープはまさにヘビーデューティの権化。どんな荒れ地でもどんな急坂でもどんな天候でも生きて行けてこそのジープ。存在意義はまさにそこにある。だからジープバカの人って、他人に自分のクルマが荒く扱われても心のどこかで喜んでるフシがあるんだよね。で、「スゲェ」って言って欲しいみたい。ある種のマゾに近い。
で、思いましたね。クルマバカはクルマに似ると。良く、ペット業界で犬はご主人に似るとか言われるけど、あれと同じ。いや反対か。つまり、バカはクルマに似るのだ! いやはや、クルマバカってつくづくおもしれえ人種だよなぁ。