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ジープバカの異常性への考察

今日、再びジープバカってヤツに会った。詳しくは来月前半発売のベストカーに書くけど、ふと気付いたことが在る。それはジープバカが実に明るいという事だ。普通、クルママニアというとどうにも自分の殻にこもりがちで、確かに俺が連載してる「クルマバカ」に出る人も「バカ」って呼ばれて平気なくらいだからかなりおおらかだけど、それでも自分の大切にしてるクルマは人にふれさせなかったりする。いや、正直、こっちも触れたくないような気にもなる。なんせ、その人の人生の核となるものだからして…。
でも、ジープバカは違う。開けっぴろげなのだ、おおらかなのだ、いい加減なのだ。とにかく自分の大切にしてるクルマを平気で運転させるし、ちょっとぐらいぶつけてもOK。逆にそれを喜ぶぐらいの勢いを見せる。さすがにそのジープ知識の細かさには緻密なものを感じさせるが、せいぜいそれだけ。とにかく全域で開けっぴろげだ。
で、思ったけどこれってジープの特性そのものなんだよなぁ。ジープはまさにヘビーデューティの権化。どんな荒れ地でもどんな急坂でもどんな天候でも生きて行けてこそのジープ。存在意義はまさにそこにある。だからジープバカの人って、他人に自分のクルマが荒く扱われても心のどこかで喜んでるフシがあるんだよね。で、「スゲェ」って言って欲しいみたい。ある種のマゾに近い。
で、思いましたね。クルマバカはクルマに似ると。良く、ペット業界で犬はご主人に似るとか言われるけど、あれと同じ。いや反対か。つまり、バカはクルマに似るのだ! いやはや、クルマバカってつくづくおもしれえ人種だよなぁ。

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プロフィール

バラエティ自動車ジャーナリスト
小沢コージ

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中のバラエティ自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『CAR SENSOR』『日経トレンディネット』『carview』など連載多数。一時はTOKYO MX「アンダーステア」でメインパーソナリティ、現在NACK5「おとこラジオ」に時折ゲスト出演。クルマ以外の著作も多く、今年1月にはロンドン五輪のトビウオジャパンを取材した「つながる心」(集英社)を編集、時計分野でも『時計BEGIN』にて連載中。最近、上海オフィスも完成し、中国進出中!!
愛車はロールスロイス・コーニッシュクーペ&ホンダ・エディックス&トヨタiQ。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

小沢コージの単行本


『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』
(宝島社 13年5月)


『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』
(集英社 13年1月)


『クルマ界のすごい12人』
(新潮社 08年6月)


『国産車の愛し方』
(小学館 07年2月)


『力説自動車』
(小学館 06年春)


『小沢コージのクルマ苑』
(ロコモーションパブリッシング 05年秋)


『愛のクルマバカ列伝』(右)
(講談社/三推社 99年冬)


『クルマ選びのハッピー&ブルー』
(アスペクト 98年春)

小沢コージの現在の連載

ベストカー/三推社
愛のクルマバカ列伝
ENGINE/新潮社
日本自動車永代蔵
LAPITA/小学館
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時計中毒の人々
宝島/宝島社
山内一典×小沢コージのクルマミシュラン
smart/宝島社
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週刊プレイボーイ/集英社
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TranScooter/ニューズ出版
バイク異能人の作り方
FORM/ニューズ出版
クルマはスポーツウェアだ!
webCG/二玄社
小沢コージの勢いまかせ!!
nikkeibp.jp/日経BP社
小沢コージのアンチエイジングカー
バツラジ/TBSラジオ
木曜日:男のモノいじり!

小沢コージの不定期寄稿誌

過去、扶桑社『週刊SPA!』、小学館『ビックコミックスピリッツ』、文芸春秋『NUMBER 』、主婦と生活社『LEON』、世界文化社『BIGIN』、光文社『週刊DIAS』などに寄稿。またやるかも?