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彼女はなぜ悪い男と知りつつダマされるのか?

昨日、たまたま六本木の飲み屋に言って若いギャル(古い?)と話したのだが、なるほど! という結論に達した。良くある「遊び人によくハマって」「メチャクチャ大変だった」って話で、その子は実に「30万円も金貸して返ってこない」らしく、当然、「なんで?」という疑問が生ずるのだが、非常に納得の行く結論が得られたのだ。
「よくないってわかってるけどやめられない」ってのは知ってたし、「こないだ友達と話したんだけど、不幸な自分に酔ってる」ってのも想像がついた。で、ふと思い付いて“ドラマ”求めてる? と聞いたら「そう!」ときっぱり。
そうなのだ。ドラマを求めているのだ。最近は事情が変ってきたけど、なんだかんだやっぱり平和ボケしてる日本。テレビを見れば、モーニング娘。やら宝くじやら景気のいいCMで夢は増幅するばかり。だけど、大抵のコには当然手に入らない。となると漠然と夢=ドラマを求めてしまうのだ、たぶん。一番手に入りやすいドラマと言えば、恋愛であり、といってもキムタクみたいな男とカッコいい恋! なんてやっぱり無理で、やはり簡単なのは「ちょっといい男の遊び人にダマされている不幸な自分」というドラマ。要するに刺激が足りないのだ、今のコは。アホだなぁと思いつつ、やっぱ平和ボケしてんなこの国は、と相変わらず思った俺であった……

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プロフィール

バラエティ自動車ジャーナリスト
小沢コージ

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中のバラエティ自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『CAR SENSOR』『日経トレンディネット』『carview』など連載多数。一時はTOKYO MX「アンダーステア」でメインパーソナリティ、現在NACK5「おとこラジオ」に時折ゲスト出演。クルマ以外の著作も多く、今年1月にはロンドン五輪のトビウオジャパンを取材した「つながる心」(集英社)を編集、時計分野でも『時計BEGIN』にて連載中。最近、上海オフィスも完成し、中国進出中!!
愛車はロールスロイス・コーニッシュクーペ&ホンダ・エディックス&トヨタiQ。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

小沢コージの単行本


『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』
(宝島社 13年5月)


『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』
(集英社 13年1月)


『クルマ界のすごい12人』
(新潮社 08年6月)


『国産車の愛し方』
(小学館 07年2月)


『力説自動車』
(小学館 06年春)


『小沢コージのクルマ苑』
(ロコモーションパブリッシング 05年秋)


『愛のクルマバカ列伝』(右)
(講談社/三推社 99年冬)


『クルマ選びのハッピー&ブルー』
(アスペクト 98年春)

小沢コージの現在の連載

ベストカー/三推社
愛のクルマバカ列伝
ENGINE/新潮社
日本自動車永代蔵
LAPITA/小学館
輸入車の愛し方
時計Begin/世界文化社
時計中毒の人々
宝島/宝島社
山内一典×小沢コージのクルマミシュラン
smart/宝島社
GO! SMART CARS GO!
週刊プレイボーイ/集英社
俺車
TranScooter/ニューズ出版
バイク異能人の作り方
FORM/ニューズ出版
クルマはスポーツウェアだ!
webCG/二玄社
小沢コージの勢いまかせ!!
nikkeibp.jp/日経BP社
小沢コージのアンチエイジングカー
バツラジ/TBSラジオ
木曜日:男のモノいじり!

小沢コージの不定期寄稿誌

過去、扶桑社『週刊SPA!』、小学館『ビックコミックスピリッツ』、文芸春秋『NUMBER 』、主婦と生活社『LEON』、世界文化社『BIGIN』、光文社『週刊DIAS』などに寄稿。またやるかも?