メインイメージ

日本のゴルフが嫌いなわけ

俺はゴルフというスポーツは好きだ。60代のオジサンと10代の若者があれほど対等に戦えるスポーツもない。あとね。ある意味、全然つまんないんだよね。爽快さがない。でもそこがいい。サッカーとか野球の方がよっぽどシンプルに普通にキモチいい。ゴルフの場合、高スコアを出すためにはひたすらガマンと鍛練と忍耐。これほど仕事みたいな人生みたいなスポーツもないのではないか。
だけどね。日本のゴルフ場はヤなんだよね。日本バカ社会の縮図だから。元々高いプレーフィーを払い(土日だったら2万円以上当たり前!)、しかも売店でいちいちゆでたまご50円とかさ。バカじゃないの! 高い自動車税払った上、高速道路でいちいち数百円とられる俺達みたい。ヒジョーにバカバカしい。せっかくのゴルフのよさも半減する。
でね。こないだ薄暮プレーという激安プランでゴルフしたんだけど、これが安いの。ハーフで5000円。だけどお風呂も入れなかったし、クラブハウスすら使えなかった。
だけどこれでいいんだと思った。俺的にはこれぞゴルフ。別に風呂入りにきたわけじゃないからね。メシだってコンビニのおにぎりでいい。
でもそう考える人って案外少ないのかもしれない。こないだヨーロッパいった時、あちらじゃゴルフは日本の薄暮プレー並みに安くてシンプルらしくサイコーだと思ったけど、例えばフランスのドゴール空港近くのゴルフ場。こちらは日本のどっかの企業の経営らしく、日本と同じぐらい高いそうな。昼飯食べれて風呂も入れる。で、案の定日本人ばっか。
なんだ! と思った。こんなにゴルフ天国みたいなところでわざわざ日本式ゴルフをしたい人がいるとは。やっぱね。日本にはムダ金払っても豪遊気分でゴルフしたい人が多いんだね。それかすっかりそのスタイルで馴らされちゃってると。つくづくダセえと思った。悲しくなった。
きっとそうなんだろうなぁ。俺は別にコンビニが街にこんなになくてもいいと思うけど、日本じゃ増える。「楽」ってことがすげぇ評価されてる。その分いろいろ高くなってもね。それはゴルフにも反映されてる。この高くてもラクチンってのを求める体質がある限り、日本はこのままなのかもしれない。昔は違ったはずなのになぁ。
でも薄暮プレー、待ってる人大勢いたしね。硬派なビンボ臭いオヤジゴルファー達が。だから変ってない部分もあるよね。日本人も。

愛車無料査定自動車保険一括見積もり

リンク

金子浩久 horizontal
マッキー.jp_牧野良幸公式サイト

このブログ内を検索する

プロフィール

バラエティ自動車ジャーナリスト
小沢コージ

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中のバラエティ自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『CAR SENSOR』『日経トレンディネット』『carview』など連載多数。一時はTOKYO MX「アンダーステア」でメインパーソナリティ、現在NACK5「おとこラジオ」に時折ゲスト出演。クルマ以外の著作も多く、今年1月にはロンドン五輪のトビウオジャパンを取材した「つながる心」(集英社)を編集、時計分野でも『時計BEGIN』にて連載中。最近、上海オフィスも完成し、中国進出中!!
愛車はロールスロイス・コーニッシュクーペ&ホンダ・エディックス&トヨタiQ。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

小沢コージの単行本


『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』
(宝島社 13年5月)


『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』
(集英社 13年1月)


『クルマ界のすごい12人』
(新潮社 08年6月)


『国産車の愛し方』
(小学館 07年2月)


『力説自動車』
(小学館 06年春)


『小沢コージのクルマ苑』
(ロコモーションパブリッシング 05年秋)


『愛のクルマバカ列伝』(右)
(講談社/三推社 99年冬)


『クルマ選びのハッピー&ブルー』
(アスペクト 98年春)

小沢コージの現在の連載

ベストカー/三推社
愛のクルマバカ列伝
ENGINE/新潮社
日本自動車永代蔵
LAPITA/小学館
輸入車の愛し方
時計Begin/世界文化社
時計中毒の人々
宝島/宝島社
山内一典×小沢コージのクルマミシュラン
smart/宝島社
GO! SMART CARS GO!
週刊プレイボーイ/集英社
俺車
TranScooter/ニューズ出版
バイク異能人の作り方
FORM/ニューズ出版
クルマはスポーツウェアだ!
webCG/二玄社
小沢コージの勢いまかせ!!
nikkeibp.jp/日経BP社
小沢コージのアンチエイジングカー
バツラジ/TBSラジオ
木曜日:男のモノいじり!

小沢コージの不定期寄稿誌

過去、扶桑社『週刊SPA!』、小学館『ビックコミックスピリッツ』、文芸春秋『NUMBER 』、主婦と生活社『LEON』、世界文化社『BIGIN』、光文社『週刊DIAS』などに寄稿。またやるかも?