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制限スピードをあげよう!

えー、こないだ新聞に出ておりました。自殺者が4年連続で3万人突破! だと。特に働き盛りの4、5、60代の方が多いと。要するに不況によるリストラ系の方たち。
でね。俺、ゴーインな言い分だけど、だったら交通規則もっと緩くすりゃあいいじゃん! って思いました。あのね。交通事故死者数は知ってる人もいるだろうけど、年間1万人前後であーだこーだ言っております。もちろん、1万人でも多いでしょう。少ない方がいいに決まっております。だけどね。これだったら自殺者対策の方が必要なんじゃないかと。大切なんじゃないかと。
おそらく日本の交通規制、スピード違反、駐車違反の厳しさの拠り所ってのは年間事故死傷者がキモになっていて、制限スピードの設定に関しては上げると「やれ死亡者数が増える!」「1万人大幅突破だ!」ってことなんだと思う。で、信号バカみたいに増やしたり、検問多くしたり、舗装改修頻繁にやったり。
だけどね。俺、正直、過保護だと思うんだよね。まあ、飲酒検問はいっぱいやってもしょうがないでしょう。だけど、空いてる夜中の高速で時速100キロ制限はどう考えてもキビシすぎるし、場所によっては80キロってのもあって、マジかよって思う。一般道も空いてる3車線で60キロ、場所によっては50キロ、40キロってのはウソだろ、って思うし、真夜中の信号の止め方もあほらしい。
だいたい政治家、行政のみなさん、海外に視察に行ってなにみてるんのかね。特にヨーロッパは制限スピードが総じて高い。
なにより日本の場合、何10年と変ってない基準だし、道もそしてクルマ自身大きく性能あがってるのにね。確かに死亡者数は少なければ少ないほどいい。でも、ゼロにはならない! ってのは残念ながら真実で、どこかに妥協点、バランスがあるはず。
で、俺は自殺者3万人ってのをきいて、果たして交通事故者数1万人はどの程度問題なのかって、疑問がわきました。特に制限スピードね。あれは厳しさのメリットよりもデメリットの方が大きいんではないかと。
具体的には高速で130キロ、一般道で最高90キロぐらいまであげちゃうと、世の中のスピードは増す。経済効果は大きく、なによりドライバーの心理的不快感は飛躍的に減ると思う。それから交差点での左折自由を認めるとかね。これだけでも経済効果は多いと思うし、ドライバーの大半は気分爽快でしょう。上手く行けば自殺者減ります。
確かに死亡者数は増えるかもしれない。だが、極論言って、多少増えても俺は仕方ない気がするし、だいたい増えないかもしれない。それか、一瞬増えてもだんだんドライバーが自己の危機管理(オバサンが平気で後ろも見ずに追い越し車線をダラダラ走るような行為がなくなる)を憶えたら、減るかもしれない。
だからやってみればいいのにね。とりあえず1年限定とか。とにかく締め付けてるばっかりじゃ国は良くならないよ! っていいたい。警察が儲かるばっかりで、民は元気にならない。そこんとこ考えてくで?

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プロフィール

バラエティ自動車ジャーナリスト
小沢コージ

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中のバラエティ自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『CAR SENSOR』『日経トレンディネット』『carview』など連載多数。一時はTOKYO MX「アンダーステア」でメインパーソナリティ、現在NACK5「おとこラジオ」に時折ゲスト出演。クルマ以外の著作も多く、今年1月にはロンドン五輪のトビウオジャパンを取材した「つながる心」(集英社)を編集、時計分野でも『時計BEGIN』にて連載中。最近、上海オフィスも完成し、中国進出中!!
愛車はロールスロイス・コーニッシュクーペ&ホンダ・エディックス&トヨタiQ。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

小沢コージの単行本


『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』
(宝島社 13年5月)


『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』
(集英社 13年1月)


『クルマ界のすごい12人』
(新潮社 08年6月)


『国産車の愛し方』
(小学館 07年2月)


『力説自動車』
(小学館 06年春)


『小沢コージのクルマ苑』
(ロコモーションパブリッシング 05年秋)


『愛のクルマバカ列伝』(右)
(講談社/三推社 99年冬)


『クルマ選びのハッピー&ブルー』
(アスペクト 98年春)

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小沢コージの不定期寄稿誌

過去、扶桑社『週刊SPA!』、小学館『ビックコミックスピリッツ』、文芸春秋『NUMBER 』、主婦と生活社『LEON』、世界文化社『BIGIN』、光文社『週刊DIAS』などに寄稿。またやるかも?