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アメリカはキライだ! ってステキかも…

昨日F1の後に寅さんを観た。偶然、TVで。
相変わらずの雰囲気だったんだけど、意外にも衝撃だったのが寅さんの「アメリカはキライだ!」の一言。
ストーリーは珍しくも外人さんが思いっきり出るもので、「マイケル・ジョーダン」という今じゃ絶対使わない(使えない?)ような役名で出てくる。それもふざけた行商役で。
でね。問題は寅さんが初めてマイケルに会う直前のシーンなんだけど、どう対応するのかなぁって思ってたら「俺はアメリカは大っきらい!」とキッパリ。キッパリどころか「嫌い」「怪物」とかひでぇ言葉を連発。
なんか妙にキモチよかったなぁ。でもこれが当時の本音なんだと思った。
別に俺はアメリカが嫌いではないし、欧米への憧れは十分にある。だけど、昔の人が嫌いっていうのはわかるし、白人を見て「デカくて鼻が大きくて…」ってビビるキモチもよくわかる。俺の中にも当然あると思う。自然な反応だよね。
で、映画ではその自然な反応が上手に描かれていた。やっぱいい映画なんだと思った。
いまだと「アメリカは嫌い」なんてハッキリ言えないだろうし、自主規制が行われる気がする。この映画自体、実はよく放送できたなぁと思った。まだまだ日本にも健全な部分がある。今からは作れないだろうけどね。おそらく。
これからもこういう映画が放送されてほしいなぁと思いました。で、今も作れたらいいだろうね。

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プロフィール

バラエティ自動車ジャーナリスト
小沢コージ

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中のバラエティ自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『CAR SENSOR』『日経トレンディネット』『carview』など連載多数。一時はTOKYO MX「アンダーステア」でメインパーソナリティ、現在NACK5「おとこラジオ」に時折ゲスト出演。クルマ以外の著作も多く、今年1月にはロンドン五輪のトビウオジャパンを取材した「つながる心」(集英社)を編集、時計分野でも『時計BEGIN』にて連載中。最近、上海オフィスも完成し、中国進出中!!
愛車はロールスロイス・コーニッシュクーペ&ホンダ・エディックス&トヨタiQ。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

小沢コージの単行本


『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』
(宝島社 13年5月)


『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』
(集英社 13年1月)


『クルマ界のすごい12人』
(新潮社 08年6月)


『国産車の愛し方』
(小学館 07年2月)


『力説自動車』
(小学館 06年春)


『小沢コージのクルマ苑』
(ロコモーションパブリッシング 05年秋)


『愛のクルマバカ列伝』(右)
(講談社/三推社 99年冬)


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(アスペクト 98年春)

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小沢コージの不定期寄稿誌

過去、扶桑社『週刊SPA!』、小学館『ビックコミックスピリッツ』、文芸春秋『NUMBER 』、主婦と生活社『LEON』、世界文化社『BIGIN』、光文社『週刊DIAS』などに寄稿。またやるかも?