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最も“レース的人種差別”のある国は?

知らなかったけどさ。レースやってて一番人種差別を感じる国ってアメリカなんだってね。こないだ土屋圭市さんと話して初めて知りました。一見、メジャーリーグにせよ、WBAにせよ、黒人が大活躍してて開放されてるようだけど、例えばアメリカのフォーミュラカーレース、CARTとかインディレース(IRL)を見るとピットクルーまでが完全に白人だそうな。この面では逆にヨーロッパのF1の方が開放的(とはいえF1のピットに黒人を見たことはないが)。
だから今、高木虎之助とか中野シンジ君が勝てないのはあながち腕だけのせいではない。細かくは知らないが、いろんな物事が有色人種に有利でないように運ぶらしい。つらい。
要するにね。日本でいう相撲と似てるのか、アメリカン・モータースポーツってのは野球やバスケみたいに開放されてない分、昔のしきたりがまかり通ってるらしい。最も顕著なのは、箱グルマを使うストックカーレースで南部を中心に行われる超白人的催し物なよう。
とはいえ、一度ドリキンは日本にドラッグレースが出た時出場し、あまりの賞金額の多さにビックリ。確か10何位ぐらいで数百万! これは日本のレースとケタが違うそうで、ある意味、公営ギャンブルみたいなもんかもね。掛け金が入ってるのか、熱狂的なファンが多いのか、それともタニマチ(ビッグスポンサー)がついてるのか。相撲取りが「土俵にはお金が埋まってる」っていうような状況に近いのかも。それほど観客が多いとは思えないけど、とにかくお金が回る世界なのだ。
ちなみにドリキンはその時、ストックカーレーサーに「アメリカにくればがっぽり稼がせてやるよ」と言われたそうだが、大変さを知っていたのか、丁重にお断り。
いやはや世の中、知らない話がいっぱいあります。

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プロフィール

バラエティ自動車ジャーナリスト
小沢コージ

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中のバラエティ自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『CAR SENSOR』『日経トレンディネット』『carview』など連載多数。一時はTOKYO MX「アンダーステア」でメインパーソナリティ、現在NACK5「おとこラジオ」に時折ゲスト出演。クルマ以外の著作も多く、今年1月にはロンドン五輪のトビウオジャパンを取材した「つながる心」(集英社)を編集、時計分野でも『時計BEGIN』にて連載中。最近、上海オフィスも完成し、中国進出中!!
愛車はロールスロイス・コーニッシュクーペ&ホンダ・エディックス&トヨタiQ。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

小沢コージの単行本


『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』
(宝島社 13年5月)


『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』
(集英社 13年1月)


『クルマ界のすごい12人』
(新潮社 08年6月)


『国産車の愛し方』
(小学館 07年2月)


『力説自動車』
(小学館 06年春)


『小沢コージのクルマ苑』
(ロコモーションパブリッシング 05年秋)


『愛のクルマバカ列伝』(右)
(講談社/三推社 99年冬)


『クルマ選びのハッピー&ブルー』
(アスペクト 98年春)

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過去、扶桑社『週刊SPA!』、小学館『ビックコミックスピリッツ』、文芸春秋『NUMBER 』、主婦と生活社『LEON』、世界文化社『BIGIN』、光文社『週刊DIAS』などに寄稿。またやるかも?