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今回自民党に入れた人

今回、自民党に入れた人はいろんな理由があるんだろうけど、ハッキリと納得できる人を発見した。とあるバイクカスタム業の人である。
「別に小泉首相は好きじゃないんだけど、民主党の中国擁護だけはゆるせませんでした。感情レベルの問題ですね」。
その人は某所で某大手電気メーカーの下請けをしていた。やれ、「もっと仕事をやるから人を雇え」「もっと工場を拡張しろ」と言われ、やった挙句、値下げで1製品数円レベルの仕事を余儀なくされ、「ムリ」と断ったら、段階的に仕事が減って工場解散。工員の家族からは怒鳴り込みされる毎日。
「中国の工場の時給は300円です。それに対抗しろって言われても…」。
もはや値下げというレベルではない。バイトの方がまだマシ。
もちろん俺は、全部国内でやれ!とは思わない。中国に仕事を出すな!は極端。要するに、食料の自給率のような問題だ。ある程度は政治的配慮がないとね。それこそ政党選びになってくる。大メーカーだって、ボランティアで仕事してるんじゃないんだし。
でも聞いて驚いたけど、大手の下請けならまだしも、数10人程度の下請けの場合、仕事受けても契約書なんてないんだってね。俺らライターと同じじゃん!(笑)。
それでいて数十人って雇わなきゃいけないんだから、そりゃ社長にとっては死活問題。厳しすぎると思う。
もはや日本の自動車作り、電気製品作りは、一時の農耕作業と同じなんだからさ。国全体、トータルで考えなきゃいけない。つくづくそういう時代になったと思いました。

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プロフィール

バラエティ自動車ジャーナリスト
小沢コージ

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中のバラエティ自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『CAR SENSOR』『日経トレンディネット』『carview』など連載多数。一時はTOKYO MX「アンダーステア」でメインパーソナリティ、現在NACK5「おとこラジオ」に時折ゲスト出演。クルマ以外の著作も多く、今年1月にはロンドン五輪のトビウオジャパンを取材した「つながる心」(集英社)を編集、時計分野でも『時計BEGIN』にて連載中。最近、上海オフィスも完成し、中国進出中!!
愛車はロールスロイス・コーニッシュクーペ&ホンダ・エディックス&トヨタiQ。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

小沢コージの単行本


『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』
(宝島社 13年5月)


『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』
(集英社 13年1月)


『クルマ界のすごい12人』
(新潮社 08年6月)


『国産車の愛し方』
(小学館 07年2月)


『力説自動車』
(小学館 06年春)


『小沢コージのクルマ苑』
(ロコモーションパブリッシング 05年秋)


『愛のクルマバカ列伝』(右)
(講談社/三推社 99年冬)


『クルマ選びのハッピー&ブルー』
(アスペクト 98年春)

小沢コージの現在の連載

ベストカー/三推社
愛のクルマバカ列伝
ENGINE/新潮社
日本自動車永代蔵
LAPITA/小学館
輸入車の愛し方
時計Begin/世界文化社
時計中毒の人々
宝島/宝島社
山内一典×小沢コージのクルマミシュラン
smart/宝島社
GO! SMART CARS GO!
週刊プレイボーイ/集英社
俺車
TranScooter/ニューズ出版
バイク異能人の作り方
FORM/ニューズ出版
クルマはスポーツウェアだ!
webCG/二玄社
小沢コージの勢いまかせ!!
nikkeibp.jp/日経BP社
小沢コージのアンチエイジングカー
バツラジ/TBSラジオ
木曜日:男のモノいじり!

小沢コージの不定期寄稿誌

過去、扶桑社『週刊SPA!』、小学館『ビックコミックスピリッツ』、文芸春秋『NUMBER 』、主婦と生活社『LEON』、世界文化社『BIGIN』、光文社『週刊DIAS』などに寄稿。またやるかも?