今回自民党に入れた人
今回、自民党に入れた人はいろんな理由があるんだろうけど、ハッキリと納得できる人を発見した。とあるバイクカスタム業の人である。
「別に小泉首相は好きじゃないんだけど、民主党の中国擁護だけはゆるせませんでした。感情レベルの問題ですね」。
その人は某所で某大手電気メーカーの下請けをしていた。やれ、「もっと仕事をやるから人を雇え」「もっと工場を拡張しろ」と言われ、やった挙句、値下げで1製品数円レベルの仕事を余儀なくされ、「ムリ」と断ったら、段階的に仕事が減って工場解散。工員の家族からは怒鳴り込みされる毎日。
「中国の工場の時給は300円です。それに対抗しろって言われても…」。
もはや値下げというレベルではない。バイトの方がまだマシ。
もちろん俺は、全部国内でやれ!とは思わない。中国に仕事を出すな!は極端。要するに、食料の自給率のような問題だ。ある程度は政治的配慮がないとね。それこそ政党選びになってくる。大メーカーだって、ボランティアで仕事してるんじゃないんだし。
でも聞いて驚いたけど、大手の下請けならまだしも、数10人程度の下請けの場合、仕事受けても契約書なんてないんだってね。俺らライターと同じじゃん!(笑)。
それでいて数十人って雇わなきゃいけないんだから、そりゃ社長にとっては死活問題。厳しすぎると思う。
もはや日本の自動車作り、電気製品作りは、一時の農耕作業と同じなんだからさ。国全体、トータルで考えなきゃいけない。つくづくそういう時代になったと思いました。