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初めてのハイヤー

 先ほど生まれて初めてハイヤーなるものに乗らせていただきました。某、深夜放送に出演するというので、手配してもらったのだが、なんとも上質なものでした。
 まず驚くのは、電話で呼び出されて路上に出ると、ドアを開けて待っていただいてること。タクシーのように自動ドアではなく、人が開ける。
 降りるときも同様で、わざわざドライバーさんが出て、開けてくれる。ま、これはじれったいので、結局ほとんど自分であけてしまったが。
 それからひとしきりハイヤードライバーの方とオハナシしたのだが、話し方が丁寧である。タクシーの方とはちと違う。これは偶然かもしれないが、タバコ臭さもないし、全体的に車内がきれい。
 しかもお話によれば、某官庁、例えば外務省とか大蔵省とか、一部の地域はタクシーが入れず、ハイヤーオンリーだとか。コレに関して言えば、正直、ムダに税金使ってるなぁと思った。タクシーでじゅうぶんやんけ! 外務省!! お高くとまってんなぁ。
 話は変わるが、社会保険庁のお話。数年前、グリーンピアに代表される無駄遣いが話題になったが、その原因のひとつと思われるものが判明した。それはサラリーマンの年金に関する無関心さにある。
 とあるカメラマン事務所の人と話したのだが、そこには未だフリーにならない甘ったれカメラマンがいて、彼がなぜ辞めないのかというと「だって年金とか自分で払わなきゃいけないじゃないですか!」という。これは俺たちフリーに関していえば、逆で、会社にいるときの方が無自覚に、無頓着に払っている。フリーになってみて、初めて年金を払う重要性というか、ムダさ加減を知るのだ。
 きっと税金を納めているような感覚なんでしょう。税金と年金の違い。そこをもっと勉強する必要があると思いました。あー、金銭感覚とは難しいものであるな。

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プロフィール

バラエティ自動車ジャーナリスト
小沢コージ

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中のバラエティ自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『CAR SENSOR』『日経トレンディネット』『carview』など連載多数。一時はTOKYO MX「アンダーステア」でメインパーソナリティ、現在NACK5「おとこラジオ」に時折ゲスト出演。クルマ以外の著作も多く、今年1月にはロンドン五輪のトビウオジャパンを取材した「つながる心」(集英社)を編集、時計分野でも『時計BEGIN』にて連載中。最近、上海オフィスも完成し、中国進出中!!
愛車はロールスロイス・コーニッシュクーペ&ホンダ・エディックス&トヨタiQ。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

小沢コージの単行本


『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』
(宝島社 13年5月)


『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』
(集英社 13年1月)


『クルマ界のすごい12人』
(新潮社 08年6月)


『国産車の愛し方』
(小学館 07年2月)


『力説自動車』
(小学館 06年春)


『小沢コージのクルマ苑』
(ロコモーションパブリッシング 05年秋)


『愛のクルマバカ列伝』(右)
(講談社/三推社 99年冬)


『クルマ選びのハッピー&ブルー』
(アスペクト 98年春)

小沢コージの現在の連載

ベストカー/三推社
愛のクルマバカ列伝
ENGINE/新潮社
日本自動車永代蔵
LAPITA/小学館
輸入車の愛し方
時計Begin/世界文化社
時計中毒の人々
宝島/宝島社
山内一典×小沢コージのクルマミシュラン
smart/宝島社
GO! SMART CARS GO!
週刊プレイボーイ/集英社
俺車
TranScooter/ニューズ出版
バイク異能人の作り方
FORM/ニューズ出版
クルマはスポーツウェアだ!
webCG/二玄社
小沢コージの勢いまかせ!!
nikkeibp.jp/日経BP社
小沢コージのアンチエイジングカー
バツラジ/TBSラジオ
木曜日:男のモノいじり!

小沢コージの不定期寄稿誌

過去、扶桑社『週刊SPA!』、小学館『ビックコミックスピリッツ』、文芸春秋『NUMBER 』、主婦と生活社『LEON』、世界文化社『BIGIN』、光文社『週刊DIAS』などに寄稿。またやるかも?