公安委員会の金八センセー!?
先日、久々に免許の更新で講習を受けたのだが、生まれて初めてマトモな講師さんに出会った。こういう人もいるんだなぁ~。国家公安委員会のキンパチ先生!??
彼はこう言った。「ここでみなさんに覚えて欲しいのは“階段を一歩上がった厳しい眼”を持つこと」。それまでの人は、平均80キロで走ってる道でも40キロで走れだとか、事故の原因はほとんどスピード違反とか、かもしれない運転をすればOKとか、一方的かつ観念論的な北朝鮮レベルの発言ばかり。
しかし、「人は簡単に死ぬし、事故と無事はほんの少し、緊張感を持ち続けるか、持ち続けられないかの差です」と彼は言った。その通りだと思った。
確かに事故をほとんどドライバーのせいにする現行の法律もどうかと思うし、かなり理不尽。だけど、そんなに完全に公平な世の中なんかないわけで、それからクルマで事故を起して、なんだかんだでドライバーが責任を取らなければいけないのは当然のことなのだ。
となると、とにかく事故を起さないようにするしかない! 要するにスピード違反しようがなんだろうが、とにかく事故を起さないのが一番大事。
それは人のせいにしてる場合じゃなくって、とにかく緊張感を持ち続けること。厳しく自分を律することしかない。要するに疲れてたら、止まって寝てから走ろうとか、ムリしないとかそういう問題。極論すると制限速度を守ろうるとか、そういうこととは全く別個の問題。別に制限速度を守ってたって、事故は起すし、スピード出してても事故を起さない人はいる。
そういうニュアンスの話をしてくれた初めての警察&公安関係の人なのだ。もっとこういう人がいたらいいのにね。
ドライブは喜びと同時に責任を負うことである、とはまさにその通り。とはいえ、いたずらに脅しをあおるようなあのビデオはどうにかならんかね。