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公安委員会の金八センセー!?

 先日、久々に免許の更新で講習を受けたのだが、生まれて初めてマトモな講師さんに出会った。こういう人もいるんだなぁ~。国家公安委員会のキンパチ先生!??
 彼はこう言った。「ここでみなさんに覚えて欲しいのは“階段を一歩上がった厳しい眼”を持つこと」。それまでの人は、平均80キロで走ってる道でも40キロで走れだとか、事故の原因はほとんどスピード違反とか、かもしれない運転をすればOKとか、一方的かつ観念論的な北朝鮮レベルの発言ばかり。
 しかし、「人は簡単に死ぬし、事故と無事はほんの少し、緊張感を持ち続けるか、持ち続けられないかの差です」と彼は言った。その通りだと思った。
 確かに事故をほとんどドライバーのせいにする現行の法律もどうかと思うし、かなり理不尽。だけど、そんなに完全に公平な世の中なんかないわけで、それからクルマで事故を起して、なんだかんだでドライバーが責任を取らなければいけないのは当然のことなのだ。
 となると、とにかく事故を起さないようにするしかない! 要するにスピード違反しようがなんだろうが、とにかく事故を起さないのが一番大事。
 それは人のせいにしてる場合じゃなくって、とにかく緊張感を持ち続けること。厳しく自分を律することしかない。要するに疲れてたら、止まって寝てから走ろうとか、ムリしないとかそういう問題。極論すると制限速度を守ろうるとか、そういうこととは全く別個の問題。別に制限速度を守ってたって、事故は起すし、スピード出してても事故を起さない人はいる。
 そういうニュアンスの話をしてくれた初めての警察&公安関係の人なのだ。もっとこういう人がいたらいいのにね。
 ドライブは喜びと同時に責任を負うことである、とはまさにその通り。とはいえ、いたずらに脅しをあおるようなあのビデオはどうにかならんかね。

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プロフィール

バラエティ自動車ジャーナリスト
小沢コージ

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中のバラエティ自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『CAR SENSOR』『日経トレンディネット』『carview』など連載多数。一時はTOKYO MX「アンダーステア」でメインパーソナリティ、現在NACK5「おとこラジオ」に時折ゲスト出演。クルマ以外の著作も多く、今年1月にはロンドン五輪のトビウオジャパンを取材した「つながる心」(集英社)を編集、時計分野でも『時計BEGIN』にて連載中。最近、上海オフィスも完成し、中国進出中!!
愛車はロールスロイス・コーニッシュクーペ&ホンダ・エディックス&トヨタiQ。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

小沢コージの単行本


『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』
(宝島社 13年5月)


『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』
(集英社 13年1月)


『クルマ界のすごい12人』
(新潮社 08年6月)


『国産車の愛し方』
(小学館 07年2月)


『力説自動車』
(小学館 06年春)


『小沢コージのクルマ苑』
(ロコモーションパブリッシング 05年秋)


『愛のクルマバカ列伝』(右)
(講談社/三推社 99年冬)


『クルマ選びのハッピー&ブルー』
(アスペクト 98年春)

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小沢コージの不定期寄稿誌

過去、扶桑社『週刊SPA!』、小学館『ビックコミックスピリッツ』、文芸春秋『NUMBER 』、主婦と生活社『LEON』、世界文化社『BIGIN』、光文社『週刊DIAS』などに寄稿。またやるかも?