サッカー界のシルクロード原理!?
というわけでワールドカップよW杯、おっぱい杯じゃないからね!? なんつーくだらない話は置いといて、昨晩見たメヒコ-イラン戦について。
いや素晴らしかった。今までで一番か? 後半、メヒコのエースがリタイアした直後の間延びした時間は置いといて、昔から言われるように「つなぐサッカー」って素晴らしい。中田選手がいう「日本は走ってこそ勝てる」みたいな発言は、こういうイメージなんじゃないかな。
メヒコも日本も体小さく、技術あって、決定的FWいないってとこまで一緒で、やはりこういう戦略でしょう。ただ、あそこまで底抜けに明るい感じを出せるかどうか。あのアステカ宮殿だか、インカ帝国のカッコしたオヤジみたいのには参ったよね。日本だとさしずめ、鉢巻巻いた大阪の立ち飲み屋のオヤジって風情か。それか名古屋のシャチホコを頭に被ったライオンズファン。うーん、こうなったら大阪から関空経由でドイツに直輸入するしかない!?
それはさておき、実はこの日本=メヒコの類似点、実はイランにも感じた。どっちも体それほど大きくなくて決定力不足。というかいまだアリ・ダエイだより。それから意外なほど顔が似てる。思わずサッカーはシルクロードを渡って伝わってきた! って言いたくなっちゃったほどだ。
ホントは、日本もブラジルもメヒコもおそらくイランもヨーロッパからサッカーが直輸入された。日本の場合、1873年にイギリス海軍軍人ダグラス少佐が伝え、明治20年代には坪井玄道が高等師範学校附属小学校で伝え、明治38年東京高師に赴任したイギリス人デハビランド氏が初めて本式のサッカーを日本人に伝えたらしい。
ブラジルも19世紀終わりにヨーロッパから伝わったという。おそらくほぼ同時にアルゼンチンもメヒコも伝わってきたんでしょう。
だからギョーザとラビオリが似てるようなシルクロード伝説とはわけが違う。
でもね。実はもう、そういう民族的バリエーションが出てきてる気がするのだ。ポルトガル-スペインーイタリアーサウジーイランイラクーUAEーそしてアジア。微妙な体力差や精神構造で戦い方が変わってくる。日本はとにかく決定力不足が言われるけど、結局のところ、農耕民族だし、体が特別でかいわけじゃないし、組織で戦うのは必然!! となると今の戦略でいいのだ。メヒコの戦略のエッセンスも取り入れたりしてさ。
サッカーみててシルクロードを感じる。こうなるとやはり東洋の巨人、中国も気になるわけさ。で、あ、そうそう、カレーって実は英国経由でインドから世界に発信されてたりする。サッカー=カレー料理!? でもいいのかもね。