なんでがっかりするのか
毎度のことながらなんでがっかりするのだろうか。ドーハの時ほどではないとはいえ。たかがスポーツ、別に選手に親戚がいるわけでもなく、スタッフに知り合いがいるわけでもない。しかし、ほとんど失恋にも似た失望感。
おそらくそれは「共同幻想」からくるものなのだろう。「こうなったらいいな」「ああなったらいいな」「君はもっとがんばれるよ」「君にはこういうスタイルが似合う」。
関係はなんだっていい。他人と夢なり、仕事なり、お勉強なりを共有して、それが上手く行かなかった場合に失望する。上手く行くと嬉しい。要するに借金した時の連帯保証人みたいなものかな。スポーツの場合、当然契約したりするわけじゃないけど、一緒になって夢を見れれば見れるほど興奮し、失望する。
ただし、俺の場合、プロ野球にも高校野球にも高校バレーにも興奮した覚えが無い。あったとしたら、ジョン・マッケンローやマイク・タイソンみたいな海外のチャンピオン。あるいは野茂、イチローみたいな日本人パイオニア。
やっぱりね。ある種のヒーローイメージなんだろうなぁ。こういう姿に憧れるという。俺の場合、少年野球、PL高校を経て、巨人に入って、リーグ優勝して、日本シリーズに出ることにほとんど憧れはもたないけど、少年サッカーをして、有名高校か、ユース入って、Jリーグ入って、海外リーグ行って、ワールドカップに出るってことの方がカッコよく思えたということだろう。別にどちらもそんなに差があるわけでもない。
それに比べ、つくづくなんでバイクは日本で盛り上がらないんだろうか。ポケバイ、ミニバイクレースで活躍、全日本ロードレースに出てチャンピオンになり、WGPに行く! これまたカッコいいと思うんだが…
宣伝が悪いのか、はてまた日本人のDNAに合わないのか。スポーツの質としては、どちらもそんなに換わらない気がするが、とりあえず昨日の試合にはかなりがっかりしてしまった。半分ぐらい、予想してたはずなのに。