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ヤナギを責めてはいけない

 なんかサッカーのことばっか書いてますが…。時間かけてみてるんでね。つい。
 さて、また勝てる試合を落としたわけで、思わず敵のゴール前でセンタリングをクリアしたFW! 柳沢選手などを責めちゃうとこだけど、それは違うな。たぶん。プロなんだから選ばれたら出るのは当然、彼なりに頑張っている。悪いのは選んだ方、そう、ジーコなのだ。
 ジーコって自分がテクニシャンだったから、つい技術のある選手を選んじゃうのかもしれないけど、ヤナギが“ヘタレ”だってのは長年の実績でわかってる。そ、プレッシャーに弱く、本番に弱いのだ。それは技術とは全く別問題なのだ。
 その昔、テニスのデビス杯監督のアーサー・アッシュが言っていたけど、チャンピオンの条件としては唯二点、「足が速いこと」「プレッシャーに強いこと」を上げていた。そして「この二つは練習じゃ決して付かないものだと」。おそらくその通りである。サッカーとテニスは違うスポーツだが、求められるものは一緒。
 ジーコは自分が本番にもある程度強かったせいか、それともW杯で超重要PKを外したように、実は弱かった? のか、柳沢みたいな選手を重用するクセがある。もちろん他に日本に技術&ハートの強さを持った人間はほとんどいない。しいてあげれば、久保ぐらいだろうか。それにしてもケガに弱い。
 よって決定的なFW人材はいないわけだけど、よりによってヤナギとは…。今まで、アジア予選程度のプレッシャーでは大してボロを出さなかったわけだけど、肝心要のW杯本戦で、再びその悪いクセを出してしまった。
 ハッキリ言ってこの試合はチャンスだった。俺の勝手なカンによると、クロアチアも監督がイマイチ。なんせこの試合、両方とも冴えなかった。特に前半の中間、あんなに誰も走らない試合ってあっただろうか。日本もクロアチアも、ガスの抜けたサイダーのようなチーム。唯一、中田と川口を除いて。ああ、中澤もよかった。だからあんなにチャンスがあったのだ。チャンスを生かせれば普通に勝てた。
 これは本人以上に本人を使った人が悪い。反省せよ、ジーコ。って俺が言わなくてもきっと、一部辛口マスコミはそういうと思うけどね。

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プロフィール

バラエティ自動車ジャーナリスト
小沢コージ

雑誌、web、ラジオ、テレビなどで活躍中のバラエティ自動車ジャーナリスト。『NAVI』編集部で鍛え、『SPA!』で育ち、現在『ベストカー』『webCG』『CAR SENSOR』『日経トレンディネット』『carview』など連載多数。一時はTOKYO MX「アンダーステア」でメインパーソナリティ、現在NACK5「おとこラジオ」に時折ゲスト出演。クルマ以外の著作も多く、今年1月にはロンドン五輪のトビウオジャパンを取材した「つながる心」(集英社)を編集、時計分野でも『時計BEGIN』にて連載中。最近、上海オフィスも完成し、中国進出中!!
愛車はロールスロイス・コーニッシュクーペ&ホンダ・エディックス&トヨタiQ。趣味はサッカーとスキーとテニス。横浜市出身。

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『車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本』
(宝島社 13年5月)


『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた 27人のトビウオジャパン』
(集英社 13年1月)


『クルマ界のすごい12人』
(新潮社 08年6月)


『国産車の愛し方』
(小学館 07年2月)


『力説自動車』
(小学館 06年春)


『小沢コージのクルマ苑』
(ロコモーションパブリッシング 05年秋)


『愛のクルマバカ列伝』(右)
(講談社/三推社 99年冬)


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(アスペクト 98年春)

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過去、扶桑社『週刊SPA!』、小学館『ビックコミックスピリッツ』、文芸春秋『NUMBER 』、主婦と生活社『LEON』、世界文化社『BIGIN』、光文社『週刊DIAS』などに寄稿。またやるかも?