デザインに生きるプジョー
なんかサッカーの話ばっかりもなんなんで、クルマの話をば。
先日、試乗会に行った。結構、気合は入ってたんだけど、なぜかってそれはそのメーカーの心意気を示すものだから。プジョー・クーペ407。そ、事実上のプジョーのフラッグシップで、大好評だった前作、406クーペの後継なんだけど、正直、アレ? って感じもある。そ、ばりばりのスーパーカー世代には前の方がカッコよいのだ。あまりにもわかりやすい、ピニンファリーナデザイン。逆に今のフェラーリがアバンギャルドがゆえに、安心する点もある。
ところがどっこい、407からはそのラインを捨て、アグレッシヴに。名前もクーペを前に出したりして、“違い”を強調してる。
でね。それってようするにプジョーがデザインの先進性で生きるという宣言にほかならないのだ。安定した評価が得られる、古典的デザインではなく、俺たちは新たなるカッコ良さを開拓するぞ! と。
それはそれで素敵なことなんだけどね。だけど、クーペ407、欲しいかって言うと…正直、悩みますな。コレ。