人生は雑用の塊である
“人生は雑用の塊である”。これは確か20代で先輩に教えられた言葉だ。まあ、その通りだろうな…とその時から思い、でもその美しくない響きになんとも言えない違和感を覚えていたが、時を経るたびに納得。どんなにクリエイティブに見える仕事でも、そのほとんどは雑用だ。企画書を作り、電話を取り、メモを取り、文字を増やし、文字を削り、正しく相手に伝わることに心を配り、校正をし、それ以外に経理、発送物の送付、受取、カッターを取り、段ボールを開け、段ボールを捨て、たまにカッターの芯を取り、しかしそれが人を傷付けないようにしかるべき場所に置く。
なんとまあめんどくさいこと! でもそれが仕事であり、生きることであり、本質なのだ。
で、話はいきなりディテールだが、最近のAmazon。確かに便利だけど、このペラ一枚のタイピングカバーだけで大袈裟な段ボール! これって本当に効率的なんだろうか。
なんかね。朝豆腐をボールもって豆腐屋さんに買いに行く! それくらいの感じで行きたいところだけど、そことは本質的に遠ざかっている気がする。
便利だけど意外と効率的じゃない。変な世の中だよね。